TOEIC中止・・・

2020年9月27日

理系人を目指す皆さんこんにちは。

理系大学編入や理系大学院入試ではTOEICのスコアを提出するところが非常に多いことはすでにみなさんご存じのことと思います。この度、3月TOEICの中止が発表されましたので、あくまで私の経験上の見解を伝えたいと思います。

6月に出願しなければならない大学の場合、「4月のTOEICがラストチャンス」とこれまで説明してきました。3月のTOEICを受けれないとすると、今スコアを持っていない人は4月のTOEICワンチャンスになるわけです。さらに、このまま感染拡大が収束に向かわない場合、4月のTOEICも引き続き中止という事態も十分に想定されます。

万一そうなると、出願自体できなくなる人が一定数いることになり、これは受験という公正な行事においては明らかに不利となる人がいることになります。

では、大学が公正な受験を行うためにどのような対策を講じるか、いくつかの可能性を考えてみましょう。(予測です)

  1. 公正性を維持するため、英語の筆記試験に切り替える。
  2. 出願日にスコアが間に合わない人に限って、筆記試験当日の持参を認める。
  3. 申し込み済みのTOEIC試験がある人に限って、TOEICスコアの提出締め切りを延長する。
  4. 今回に限りTOEIC-IPテストやTOEFLでの出願を認める。
  5. 何もしない。

aのパターン:受験生にとって、最も困った対応になりそうですが、最も公平性を保てる方法です。

bまたはcのパターン:従来行っていた筆記試験からTOEICスコア提出に切り替わるタイミングで、その告知が遅くなった場合(十分な対策期間が試験までに残っていない場合)、このケースは実際にありました。

dのパターン:中国ではTOEFLの中止も発表されていますので、どこまで機能するかわかりませんね。

eのパターン:あまりなさそうな気もしますが、ないとも言い切れません。

以上、予想としてはいろいろなパターンが考えられるわけです。

今年度受験を考えている皆さんにとって最も大事なことは、どのパターンになったとしても対応できるリスク管理をしっかりすることです。当面皆さんが主体的にできることは、aのパターンに対応できるようにしておくことでしょう。

不運だと思うかもしれませんが、このような不運の中でも勝つ人は勝つのです。