臨床心理士試験関連

寒さが深まっていく中、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。

早いもので、今年度の臨床心理士試験も全日程が終了しました。
臨床心理士試験を受験した方はドキドキしながら結果を待ち望んでいることでしょう。
その中には、中ゼミを卒業された方が多数いらっしゃると思います。
吉報をお祈りします。

さて、今年度の指定校受験生の方も他人事じゃありません。
臨床心理士試験の合格について、院受験とも絡めて一言。
近年の大学院ごとの臨床心理士試験の合格率の推移を見ていますと、前よりもくっきりと見えてきている傾向があります。

それは、大学院ごとの合格率に差が出てきているということです。
5~10年ぐらい前までは指定大学院入学はどこに入るにしても競争率が高かったことから、現在よりも難しく、どこの大学院でも一定の水準をクリアした方が多かったのだろうと想像します。

しかし、近年は一気に競争率は減少し、それもあってか指定大学院の学力の最低レベルは徐々に下がってきているように思います。それもあってか、中堅校や上位校とそうでない学校のレベルの差は著しく開いてきているのではないかと危ぶまれます (ただし、中堅・上位校でもレベルは下がってきていると思います)。
その現状ですと、やはり臨床心理士試験の合格率が、中堅や上位校とそうでない学校で開きが出てきているように思います。

また、場所による差異で言いますと、首都圏や大きな地方都市の大学の方が基本的には合格率は一定の高い合格水準を維持しているようにも見えます。

この見解は絶対的なものではありませんが、一つの目安にはなるのではないかと思います。

臨床心理士試験のことも鑑みると、院受験生は勉強を後回しにせずに、なるべく今のうちに少しでも多くの学習をしておき、なるべく都市部の中堅以上の大学院に合格するよう励んでいただけるといいでしょう。

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