明治大学MBA(大学院グローバル・ビジネス研究科)受験/MBA国際認証とは(AMBA, AACSB, EFMD)

◆MBA国際認証を明治大学グローバル・ビジネス研究科が獲得!EPASは国内初!

大人気の明治大学MBA(大学院グローバル・ビジネス研究科)の出願が迫ってきました。
2019年2月16日実施のⅡ期入試出願期間は、2019年1月18日~1月28日(消印有効)となっています。特に本年度は、明治大学MBAが「MBA国際認証EPAS」を国内では初めて獲得したという経緯から大人気となっており、Ⅰ期入試と同様にかなりの高倍率が予想されます。徹底的な準備が必要です。

学校説明会も大盛況でした!説明会に登壇された方のブログ(リンクはこちら→「MBAで稼ぐ力を身に着ける~戦略的社会人大学院の選び方」)をぜひご覧ください。

※入試日程詳細については、グローバル・ビジネス研究科のHP等でご確認ください。
(リンクはこちら→明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科入学試験日程

◆MBA国際認証とは?

国際的な大学とは独立した第三者の評価機関が、MBAプログラムやビジネススクールに対して「国際レベルに達している”正規の”MBAスクールである(もう『国内MBA』とは呼ばせない!)」というお墨付きを与えています。そのお墨付きを一般に「MBA国際認証」と呼んでいます。

例えば、世の中では一流のコンサルタントが多数活躍していますが、そのコンサルタントに対して、国(経済産業省登録制度)が、コンサルタントの能力評価として「中小企業診断士」というお墨付きを与えていますよね。イメージ的には、そのことと似ているかもしれません。
※中小企業診断士には、業務独占も名称独占もないという意味で、お墨付きの例に使っています。
※また、話が複雑になるのを回避するため「単位互換」については意図的に述べていません。

MBA大学院の中には、国際認証に興味を示していない一流大学院もたくさん存在しています。一流コンサルタントの中にも中小企業診断士に興味を示さない方がたくさんいるのと同じです。

◆MBA国際認証団体

世界中のMBAプログラムを審査し、認証する有名な団体(一流の国際認証)は3つあります。

①AACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)
本部:米国 「学習の達成度(得られた能力)」を重視した審査 HPリンク

②AMBA(Association of MBAs)
本部:イギリス プログラム内の「教育コンテンツ」を重視した審査 HPリンク

③EFMD(European Foundation for Management Development)
本部:ベルギー 「国際的な実績」を重視した審査。認証は複数ある。 HPリンク
(1)EQUIS(EFMD Quality Improvement System) 活動重視
(2)EPAS(EFMD Programme Accreditation System) レベル・質の重視
※他にもCLIP(accredited)等がありますが、MBA大学院では「研究と実務の両輪」という観点から上記した2つの認証が高く評価されています。

どの国際認証も取得するためのハードルが非常に高く、世界中の大学の数%しか認証を得られないと言われています。評価基準や認証を受けたスクールの数等、詳細は各団体のホームページにてご確認ください。

◆日本の大学で認証を受けたMBAは?国公立大学はゼロ!

2018年12月現在、国内MBA大学院で国際認証を獲得した学校は以下の通りです。

大学院 AACSB AMBA EQUIS EPAS
①慶応
②明治
③名商
④立命
⑤国際

①慶応義塾大学大学院経営管理研究科(HPリンク
②明治大学大学院グローバル・ビジネス研究科(HPリンク
③名古屋商科大学大学院修士課程(HPリンク
④立命館アジア太平洋大学大学院国際経営学研究科(HPリンク
⑤国際大学大学院国際経営学研究科(HPリンク

国際認証を2つ獲得しているのは慶応大学と名古屋商科大学です。また、国際大学は大学院大学として初の認証獲得となっています。

◆グローバル人材の育成

国内のMBA大学院も様々な工夫を凝らして、グローバルに通じる人材の育成や研究、ビジネスプランニングを行っています。たしかに、国際認証を獲得している大学は魅力的ですが、自分自身の目的や生活スタイルにあった大学選びの方が重要です(入試科目だって)。そして、何よりも大学の特徴を調べてみると非常におもしろいものです。

たとえば、少し前であれば、グローバルビジネスとスモールビジネス(ファミリービジネス)は相反する関係にあったと思います。今はネットがビジネスの常識を破壊し、グローバルとビジネスの規模は関係なくなりました。そこで、スモールビジネス(ファミリービジネス)の国際化に関する研究を大学院の柱にしている某一流大学もあります。非常に興味深いですね。

より詳しい情報を知りたい方は、ぜひ中央ゼミナールまでお越しください。

中央ゼミナールHP(http://www.chuo-seminar.ac.jp/

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早稲田大学MBA【WBS】(経営管理研究科/ビジネススクール)

大人気の早稲田大学ビジネススクール(WBS)冬募集の出願が12/20からスタートします!

選考方法が書類審査、小論文、面接と比較的受験しやすい方法となっているため、ビジネスマンを中心に大人気の研究科となっています。秋募集でもかなりの受験生が集まっていて、高倍率であったことが想定されます。

書類審査では、3つのエッセイが求められるため、時間をかけてしっかりと作り上げなくてはいけません。(工夫をしないと3つのエッセイの内容がかぶってしまいがちです・・・)

小論文試験はかなり難しいです。出題される課題は様々なジャンルに及んでいて(必ずしも経営に関わる出題ではない)、論述の訓練をしておかないと太刀打ちができません。
たとえば、2018年秋募集の問題(リンクはこちら)は、なかなか解きごたえのある問題でした。授業でも扱ったのですが、特に設問3については、受講生のみなさんも頭を悩ませていました。

早稲田大学大学院は過去問を公開していますので、こちらのリンクをご参照ください。

今年の秋募集では(11/26現在で公開されていないため具体的な内容には触れませんが)、長谷川眞理子「大人のための最先端理科大181回」(週刊ダイヤモンド2018年9月8日号)からの出題でした。ある科学的な文章を読解し、それについて①論理展開を図解し、②文章から抜き出された「飛躍ロジック」について、述べられていない想定を数多く述べるという問題でした。

論理的にモノゴトを分析し記述する能力を測るための良問ではありますが、当日、試験問題を見てびっくりしてしまった受験生の方も多かったのではないでしょうか。

何はともあれ、しっかりと準備をしてWBSで充実したMBA生活を送りましょう!

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国内MBA大学院|100均について考える(6/9大学院フェア開催)

「100円均一ショップ」といえば、どこを思い浮かべますか?

ダイソー、キャンドゥー、ワッツ、セリア・・・など色々なものがありますよね。ちょっとした日用品や雑貨を買うなら「100均」がすっかり当たり前になりました。「そういうのは100均に行った方が手に入りやすいんじゃない?」なんていう言葉も定着しています。

クイズです。
100均はどれくらいの売上規模を持っていると思いますか?

たとえば、ダイソーを例にとってみます。2017年度の数値になりますが店舗数で5050店舗、売上総利益は4200億円です。「100円均一」でこれだけの数字を出せるなんてすごいですよね!

最終利益率も1~3%程度で、一般的小売業と何ら変わらないものとなっています。

なんで「100均」なのにこんなに安定した収益がとれるのか、一般には次のように考えられています。

①集客力のある業態と共同で(インショップ・サブテナント)出店している
②価格競争が起こりやすい生鮮品で勝負をしていない(雑貨売上構成比が高い)
③消費者を驚かせる便利なサプライズ商品が開発され続けている

たしかに「100均」のお店にいくと色々な発見があって楽しい気持ちになりますよね。

「100均」業態を最初に広めたのはダイソーだと言われていますが、本当に偉業を遂げられたと思います。模倣業態もたくさんうまれて、どんどん進化しています。

MBAは、新たなビジネスのアイデアを生み出し、それを専門家たちとディスカッションしながら、形にするための可能性を考えていく研究領域です。

中央ゼミナールでは6/9に大学院進学フェアを行ないます。

MBAや税理士(科目免除)を目指す人のための大学院セミナーを13時~14時の時間で開催します。ぜひお越しください。

中央ゼミナール 国内MBA受験コース

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5月5日開講 国内MBA受験コース

本年度「国内MBA受験コース」は5月5日に開講します!
※MBA受験コースは、他の大学院受験コースとは日程が異なっていますのでご注意ください。

●5月5日から7月15日までが第1ターム、
●7月21日から9月30日までが第2ターム

となっていて、1タームと2タームを連続受講していただく形になります。夏期講習期間は設けずに、そのまま通常授業が続く形になります(全20回の授業です)。10月受験の方を対象としたコースです。

また、11月3日から1月20日まで第3タームを設置しています(全10回の授業です)。こちらのコースは2月受験の方を対象とした直前対策コースとなっています。

■国内MBAでの研究領域について

経営環境の大変化から、MBA大学院では新しい研究テーマが広く扱われるようになってきています。

たとえば、
・SNSマーケティングとエンゲージメント、インフルエンサーマーケティング
・(リーダーシップに対して)フォロワーシップによる組織論
・5G時代のメディア戦略
・シングル市場と不動産業の将来
・インターネット時代の出版社による価値創造法
・ノマドと企業、地方都市計画の視点から
・インバウンドとエンターテイメント産業の攻勢
・時代の変化とバリューチェーン内の順位交代
・新技術による破壊的イノベーション

他にも様々なテーマが次から次へと扱われていくのがMBAコースです。あらゆるテーマに共通しているのは「今まで誰も経験したことのない新時代」と「既存のビジネス」の融合ないし発展でしょうか。起業のチャンスもたくさん転がっていそうですね!

まだまだ面白そうなテーマがたくさんあります。ぜひ、MBA大学院の説明会や体験授業等にも行ってみてください。MBAって面白いなって感じていただけると思います!

中央ゼミナール 国内MBA受験コース

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国内MBAでも話題になる「働き方改革」

2018年4月6日に,働き方改革関連法案が閣議決定しました。
(毎日新聞の記事はこちらのリンク

2012年に「ブラック企業大賞」なるものができて,様々な企業の過酷な労働環境が話題になりました。特に居酒屋チェーンの”和民”は騒がれましたね。

ちなみに,2012年のブラック企業大賞は東京電力,2013年はワタミフードサービス,2014年はヤマダ電機,2015年はセブンイレブン,2016年は電通,2017年は引越社(アリさんマーク)となっています。

東京電力は震災の影響が大きいのでしょうが,他は激しい競争環境にさらされている企業ばかりですね。

働き方改革は企業にとって非常に大きな影響を与えます。大学院MBAでも議論になることが多いテーマです。

従業員を酷使することって利益主義の経営者にとってはいいことずくめなんです。(くれぐれも筆者は従業員酷使賛成派ではありません。誤解なきよう。)

だって,
①非正規(外注)を使えば,人件費は課税8%の損金にできる。
②非正規(外注)を使えば,社会保険の負担がない。
③非正規(外注)を使えば,人件費を変動費にできる。
④サービス残業を常識にしてしまえば人件費が削減できる。
⑤有給をとらせない方が効率的。
⑥1人の人の負担を増やせば新たな雇用をしないで済む。
その他,色々です。

日本が長いこと不況下にいた間に,上のようなことがなんとなく常識になってしまっていたんですよね。そこにメスが入ったのが今回の働き方改革です。

非正規は正規へ,社会保険完備,労働時間の上限設定,休日・休憩は必ずとらせる,従業員の健康管理など労働環境の改善がたくさん盛り込まれています。

大学院等の研究機関でも働き方改革の研究が進められています。普通に考えれば従業員に対して企業の負担が増えるわけですから,企業の先行きが心配になってしまいますよね。でも,研究の結果,労働環境を改善したところ,①生産性が向上し,②離職率が減少した,③求職者が増え,④求人コストが激減したというデータが多くの企業から出ているんです。なんとなく,大昔に行われたホーソン実験を思い出してしまいます(笑)。

厚生労働省も企業に労働環境を改善することのメリットを啓蒙しようと一生懸命です。事例を紹介するこんなサイトもあります。(厚生労働省のサイトリンク

余談ですが,外食企業の労働環境は厳しいことで有名です。数年前,すき家(ゼンショー)が問題になっていましたね。その中でもカレーのココイチは頑張っているんですね(リンクはこちら)。ワタミも最近はかなり労働環境がよくなっているみたいです。

一方,この改革の難しいところは,労働者側も無条件に賛成しているわけではないということです。たとえば,
①社会保険を整備されると手取が減る。
②残業が認められなくなると月収が減ってしまう。
③仕事が複数の人に分散してしまうので顧客とのつながりが薄れる。
④仕事中毒で働きたいのに働かせてくれない。生きがいの減少。
他,たくさんの意見が出ています。

特に,働きたくても働けないというのは一体誰の得なんでしょうか(一部のプロフェッショナルは法案の例外になるようですが,かなり不明確です)。

働き方改革は,まだまだ考えなければいけない論点がたくさんあります。ちょっと話が飛んでしまうかもしれませんが,労働環境の良い企業が増えると環境を整える体力がない企業は深刻な人不足になってしまい,外国人労働者を酷使するという何ともいえない社会現象も引き起こしてしまいます。(ビジネスジャーナルのリンク

外国人労働者を含めた従業員に高い福利を与えつつ,生産性を向上させなければいけないという大きな命題が,現代の企業につきつけられています。

早稲田大学MBA 2017年度一般入試(冬募集)で以下のような問題が出題されました。(入試問題へのリンクはこちら

問題1
一般論として,副業と週休三日制それぞれのメリットとデメリットを整理して,論じてください。

問題2
特定の業界の企業を示した上で,あなたがその企業の経営者なら,副業・週休三日制を進めますか(両方進める,どちらかだけ進める,どちらも進めない,などを明記してください)。その上で,なぜそう判断するかを選んだ企業の現状・将来像に即して,具体的かつ論理的に説明してください。

みなさんはどう解答しますか?
解答を中央ゼミナールまでFAXかメールでいただけましたら,添削をしてお返しいたします。
FAX 03-3314-7587      mail  sus05@chuo-seminar.ac.jp

最後に,H先生がブログ「中ゼミ経済・経営系裏日報」で公開授業について書いてくださったので(リンク),こちらのブログでもご案内いたします。

2018年4月8日(日)14時から,中央ゼミナールでMBAコースの体験授業が行われます。慶應義塾大学や早稲田大学の過去問題を用いながら,MBAの世界にちょっとだけ触れていてだければと思います。お時間がございましたらぜひご参加ください。

中央ゼミナール国内MBA受験コース

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国内MBA受験の準備を始めよう!

早いもので桜がきれいな季節となりました。

中央ゼミナールでは新学期開講の準備が着々と進んでいます。本年度のMBA講座の開講は、5月5日火曜日です。5月5日から9月30日までを1つの期間とし、国内MBA合格を目指していきます。もちろん、1月・2月の受験を目指される方のための直前講習も開講されます。

開講講座(専用講座)は、
①MBA実践演習
②大学院経営・商学系論文
③研究計画書ゼミ
の3講座です。

①MBA実践演習では、事例研究を中心に多くの知識を取り入れつつ発想法の訓練を行います。主に面接試験(口頭試問)で役立つ講座だと思ってください。
②大学院経営・商学系論文講座は、研究科志望者向けの講座ですが、専門科目を課すMBA入試にも対応しています。高度な理論研究を進めていきます。
③研究計画書ゼミでは、ゼミ形式で出願書類の作成を行っていきます。直前になって慌てることがないようペースを整えます。

MBA講座は社会人の方がとても多いため、本年度からカリキュラムを大幅に変更しました。なるべく多くの方の受験スケジュールに合わせるために、開講期間を他の中央ゼミナールで開講されている講座とは変えてあります(授業は土日のみです)。日程にはお気をつけください。

難関大MBAは、簡単に合格できるものではありません。その一方で、キャリアアップを目的とする社会人の方は難関大を目指す傾向にあります。難関大の受験は早めのスタートがモノを言います。しっかりと準備をして合格を勝ち取りましょう!

MBAコースでは、入学説明会を毎週日曜日に行っています。またMBA講座の体験授業も開催いたします。MBA進学を少しでもお考えの方は、ぜひ、説明会や体験授業にご参加ください。お待ちしております。

説明会・体験授業の日程は⇒こちらをクリック(タップ)

中央ゼミナールMBA受験コース

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国内MBA受験を予備校で準備しよう!

本年度の受験もひと段落です。

11月ころから個別指導をさせていただいた方たちの合格も決まり,胸をなでおろしたところです。

慶応義塾大学,早稲田大学,明治大学,青山学院大学,立教大学,法政大学など「難関」と言われるMBAへ無事に合格されました。

多くの方が社会人の方で,仕事と受験準備を両立させることに苦労されていた様子です。本当に頭が下がります。大学院でのご活躍を期待しております。

新年度のMBA講座もいよいよスタートです。

早めに受験準備を始めると仕事と勉強の両立もかなり楽になります。キャリアアップや転職,起業などを目指して頑張りましょう!

中央ゼミナール 国内MBA受験コース

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70代経営者の半数が後継者未定だという問題!

「日刊工業新聞」のサイトにこのような記事が掲載されていました。

東京商工会議所が実施した「事業承継の実体に関するアンケート調査」の結果によると、事業承継が困難となっていて、今後の事業継続に疑義が生じている企業が多いとのことです。

特に経営者が60代の企業で約7割、同じく70代の企業で約半数が承継問題に直面しているといいます。経営者の年齢から承継問題の解決が急務となっていることが推測されます。長年に渡り経営努力を行なってきた結果が、後継者不在のため廃業というのでは残念過ぎますね。

黒板とチョークを使う仕事をしていた人なら、誰もが記憶しているのが「羽衣文具」の廃業問題です。羽衣文具は、羽衣チョークを製造販売していたメーカーです。本当に素晴らしいチョークでした。折れにくく、クリアに書け(弱視の方にも文字がよく見えると評判)、きれいに消えて、手も汚れなく、書き心地はなめらか。本当に最高のチョークでした。そんな羽衣文具も2015年に後継者不在で廃業となりました。(リンクはこちら

世界中で惜しまれ、多くの教育機関が数十年分のチョークを買いだめしたというウワサが流れているほどです。もちろん中央ゼミナールにも大量の羽衣チョークが隠されています。もったいなくて、たまにしか使っていませんが(笑)

話がそれました。

事業を継続させていくためには、後継者を計画的に育てていかなければいけません。特に個人・小規模事業者において、事業承継は最重要課題の1つと言えるでしょう。長い時間をかけて育ててきたサービスや技術は守り抜きたいですよね。

一方で、後継者がいるからといって安心できるわけではありません。「会社は2代目が潰す」という言葉は、経営コンサルタントの中では有名です。もちろん逆もまた真なり、でもありますが。

最近、中央ゼミナールの入学相談で、父親から事業を承継するためにMBAへ進学したいという相談が増えてきています。今まで経営に関する勉強をしたことがないので、事業承継をするために勉強する必要性を感じているとの相談です。社長であるお父様と一緒に来校される方や、お父様の事業計画書を持参して相談に来られる方、それは入学相談ではなくただの経営相談では?というような方、様々な方がいらっしゃいます。

国内MBAでは、事業承継のために勉強したいという動機を歓迎しています。早稲田大学を始め、多くのMBAで「事業承継者入試」が設定されています。事業承継が決まっている方、MBAで実践的な経営力を身につけて、会社を大きくしていきませんか?

中央ゼミナール 国内MBA受験コース

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MBA出願&入試シーズン

■MBA受験シーズン到来

一橋や早慶,青学や立教といった主要なMBA大学院の入試が始まります。出願に必要な書類や事前課題は様々です。(詳しくはこちらのリンク

MBAの入試では,
①今までどんな経験をしてきたのか
②その経験の中でどんな課題にぶつかったのか
③その課題についてどんな対処をしてきたのか
④入学後,その課題を研究にどう結び付けていくのか
⑤卒業後,MBAコースで学んだことをどう活かしていくのか

が問われます。

中央ゼミナールMBA受験コースでは,数多くの面談を通じて,学生さん本人が持っている「課題(問題意識)」を浮き彫りにしていきます。大学院カリキュラムとのリンクをはり,将来プランを明確にするお手伝いもしています。それをもとに説得力ある文章を起こし,何度も何度も書き直しをすることで合格につながる「志望理由書」ないし「将来計画書」を完成させます。

■ビジネスモデルの設計

多くの学生の方が行き詰ってしまうのが,ビジネスモデルの設計です。大学院によっては,卒業後に,起業や新規事業の立ち上げを行うことを前提として,ビジネスモデルの設計を求めてきます。1つの大きな課題として求められることもあれば,将来計画書の1要件として求められることもあります。

これがなかなか難しいんですよ。最初からアイデアを持っている方も,そうでない方もすぐに頭を抱えてしまいます。そのビジネスの実現可能性が評価されるからです。面白いアイデアがあればいいってものではないんですよね。

少なくとも,顧客(ニーズ・ポジショニング),市場(規模・参入コスト),販売(チャネル・サイクル),財務(運転資金・投資回収期間)などについては検討しなければいけません。もちろん,完璧である必要はありませんが。

特に「顧客」の検討がMBAの計画書では重要です。その商品(サービス)が,本当に売れるのかどうか。スタートアップで失敗する多くの企業は,自分たちの「売れるという確信」のもと,販売計画に準じて,マーケティングに大金を投じ,資金ショートに陥るという流れを踏んでいます。

スモールスタートアップの理論で有名なスティーブン・G・ブランク氏は,製品開発モデル(自分たちの売りたい商品主導)を否定し,エバンジェリストユーザー(リスク受け入れ顧客)を中心としたニッチであるべきだと主張しています。いきなりメインストリーム市場で一攫千金を狙うのではなく,課題を抱えている顧客の問題解決から手堅く行うべきだという理論です。それをだんだんと広げ,メインストリームで勝負できる商品(サービス)を開発すべきであると,氏は述べています。

もちろん,既存市場の状況や扱う商品(サービス)によって考え方の相違はあると思います。でも,小さいところから手堅く成功していくというのは大切なことです。学生さんから相談される事業計画を拝見すると,とにかくスタートから規模が大きいものが多いんです。いきなり年商100億の計画とかザラです。こんなにいい商品(サービス)なんだから売れる!欲しいと言っている人がたくさんいる!といった思い付きに近いモデルをよく見かけます。

ちょっと現実味がないですよね。アイデアは非常に素晴らしいのですが。まずは「できること」から考えていかなくてはいけなそうです。

■顧客開発モデル

前述したブランク氏は,スタートアップを成功させるためには製品開発モデルではなく顧客開発モデルが重要であると述べています。大きな市場を見る前に顧客をしっかりと見ようということです。つまり,買ってくれる人を発見し(開発し),その人の意見を吸収しながら,商品をメインストリームに乗せるべく成長させていかなければならないという思考です。かなり慎重ですね。

起業や新規事業の立ち上げを考えている人が,市場や潜在顧客について考えていることの多くは,主観による推測だと言われています。その一方で,顧客は会社の外にいます。経営者が持つ主観を仮説として,何度も何度も顧客と検証を繰り返していかなければなりません。経営者の仮説が事実なのか,それとも単なる幻想であるのか,その見極めが運命を分けることになります。

■ビジネスモデルを課すMBA(経営管理研究科等)で求められること

一攫千金のビジネスがあることを否定しません。あります。しかし,MBA(経営管理研究科等)で求めている人材像はその類ではありません。あくまでも堅実に持続可能なビジネスモデルを作り上げることができるのかどうかが焦点となります。

ビジネスモデルの全体像は明確に。そして,それを何から始めていけばいいのか,顧客をどのように発見していくのか,経営者の考えが幻想なのか事実なのか。地に足をつけて考えなければならないことがたくさんあります。その解決のために存在しているのがMBAコースともいえるでしょう。

経営学・商学研究科では,その研究方法について厳しく問われます。

同様に,ビジネスモデルを課すMBAコースでは,その実現方法について問われることとなります。

中央ゼミナールのMBA受験コースで,ご自身のアイデアを「地に足が着いたもの」に変え,大学院でしっかりと研究をしてみませんか?

大学院受験予備校中央ゼミナール MBA受験コース
(ホームページは→こちら

 

 

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立教大学MBA(ビジネスデザイン研究科)の入試問題から日本を考える

立教大学のMBAコース(ビジネスデザイン研究科)では,事前課題が課されます。一筋縄ではいかない,よく練られた良問が出題されます。

今年の課題の一例をご紹介します。

「インバウンド観光」が近年急増していますが,日本の観光産業のグローバル化は「遅れている」と指摘されることがあります。あなたはこの指摘に賛成ですか,反対ですか。その理由とともにあなたの考えを述べてください。

みなさんはどう考えますか?

今,観光庁では,”「楽しい国 日本」の実現に向けた観光資源活性化に関する検討会議”を立ち上げ,デイビッド・アトキンソン氏のもとで,様々な検討会を開催しています。

観光立国を求められる背景には,日本の人口減少によるGDP低下問題があるんですよね。観光政策は人口減少問題から始まっていると指摘するアナリストもたくさんいます。

経済は,「人間の数×生産性」でまわっています。人口が減少している今,生産性をあげなければいけません。2050年には労働人口が現在の半分になるという試算があります。生産性の向上は喫緊の問題だといえるでしょう。

単純労働がロボットに置き換わることで生産性はあがるという話もありますが,ロボットは欲求がないため,需要が減り続けるという悪循環を招きかねません。

生産性とは,付加価値を国民の総数で割ることで指標化されるものです。たとえば,付加価値を100としてそれを10人で割ったら生産性は10であると考えます。そして,人口がどんどん減るわけですから需要減で付加価値が落ち込むことは明らかです。

では,どうやって生産性をあげていかなければいけないのでしょうか。

いくつか見解はありますが,一番手っ取り早いのは高付加価値のものを生み出していくことです。その1つが観光産業にあると言われています。

世界銀行の調査では,訪日観光客による観光収益は世界第21位となっています。GDP比4%程度です。他の先進国は約10%に達しています。

なぜそんな結果になっているのか。原因の多くは,日本人の勘違いにあるとデイビッド・アトキンソン氏は指摘しています。

たとえば,日本が「売り」にしているのは「おもてなし」。「おもてなし」を求めて,飛行機に乗って日本にやってくる物好きはいないでしょうw

たとえば,富裕層の扱い。日本には一泊数百万するレベルの富裕層が求めるホテルがないと言います。富裕層はホテルがないなら,日本に来たくないそうです。

その他,ここで語りつくせない論点がたくさんあります。MBA大学院では,そういった日本が抱える問題点から,新たな経営戦略を策定する研究も行われています。

課題が山積みの日本。問題でもあり,チャンスでもあり。どう捉えるのが正解なのか。しっかりと勉強してみませんか?

大学院受験予備校 中央ゼミナール MBA受験コース

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